いつもお世話になっている、ときがわカンパニーさんとの打ち合わせの後、同席していたフォトグラファーの戸井田さん(先日、僕のプロフィール写真を撮っていただきました!)による撮影会がありました。せっかくなので、後ろからその撮影の様子を動画で撮らせてもらいました。TCメンバーの皆さん、戸井田さん、ありがとうございました!

今回はiPhoneによる撮影(iPhone8+FiLMic Pro)でした。また、幾つかの外部アクセサリー(momentlens、MV88、NDフィルター)も使用しています。どのようにしたらiPhoneでもクオリティの高い動画を制作できるか、最近色々と試しているところです。

やってみたわかったこと。

  • なるべく三脚は使用したほうが良い。
  • もし動きながら撮るなら、ジンバルはあったほうがいい。
  • 気づかずに外部マイクに触れていることがあるので、shoulderpodなどを利用して、手とマイクを少し離したほうがいい。
  • 明暗差のあるシーンは、撮るのが難しい。
  • iPhoneのバッテリーの減りが早いので、モバイルバッテリーを用意しておく。

全体的にみて、カメラのブレが気になりました。当初思い描いていたのは、ドキュメンタリーっぽく、少しきっちりとした印象の映像を考えていたので、なおさらそう感じたのかもしれません。結局、撮った映像と場の雰囲気を考えて、楽しい感じに仕上げることにしました。少し品のある真面目な感じを出したいと思ったら、三脚やジンバルを使用して、カメラのブレを少なくしたほうが良さそうです。

マイクにはMV88を使用しましたが、気づかぬうちにマイクに時々触れてしまっていたようで、ノイズが入ってしまったカットも幾つかありました。撮影中は画面に集中しすぎて、マイクのことを忘れてしまう可能性もあるので、三脚を使うか、shoulderpodなどを取り付けて、物理的に手がマイクに触れにくい状況にしておくといいかもしれません。

室内の窓から外が見えているとか、日陰と日向とか、明暗が混在するようなカットは、ちょっと難しいなと感じました。NDフィルターがあったので、ある程度対処できたとは思いますが、編集時の色調整も少し大変かなという箇所もあったので、この辺りはもう少し上手くできるよう、今後の課題としたいと思います。

iPhoneできれいに撮るために、三脚やらジンバルやら色々と機材を付け足していくと、何のためのモバイルなんだという感じもあり、なかなか悩ましいところでもあります。モバイル・ジャーナリズムでも見られるように、iPhoneなどのモバイル機材は、携帯性と速報性に優れているのが特徴です。その辺りのこともヒントにしながら、自分にとってのモバイル・クリエイティブを、今後も研究していきたいと思います。