現在、コロナウィルスの影響でリモートワークが推奨されていますが、自分の場合はフリーランスで自宅作業が主ということで、その点では大きく変わっていません。
自宅で制作はほぼ完結してしまうので、何か特別なものを使っているのかというと、決してそんなことはありません。制作ツールはAdobeですが、それ以外は皆さんも使っているような、極々普通のもの。ちょっと見ていきましょう。
まず最初の打ち合わせは、電話かメール。時々対面での打ち合わせもありますが、そういう時は、動画素材(撮影素材)のデータを入れたHDDを直接受け取る場合がほとんどです。それ以外は後日、データを送ってもらいます。
そのデータの受け取り方もクライアントによってまちまちですが、ギガファイル便やGoogle Driveが多く、データ量が大きい時はHDDを直接送ってもらいます。
また、モーショングラフィックスの場合だと、素材はロゴデータや画像データくらいの時も多いので、メール添付程度で済んでしまう時もあります。
個人的にはギガファイルが一番転送が速くて楽なのと、100GB以上のデータやりとりならHDD直接郵送にしてもらっています。
あとはひたすら制作~プレビューの繰り返し。プレビューもギガファイルやGoogle Driveで送るか、YouTubeの限定公開で視聴してもらいます。最終的な納品データも、ほぼギガファイルです。
ちなみに、通常の連絡についてはメールか電話が主で、他にMessenger、Slack、LINE等も使っています。基本的には、先方が希望する連絡手段に合わせるようにしています。
ということで、大して特別なツールを使っているわけではなく、それでも自分の場合は自宅で制作は問題なくできてしまいます。おそらく多くのフリーランスのクリエイターも、同じような感じで制作しているんだろうなと思います。それは、昔に比べAdobe等の制作ツールが安価な値段で手に入るようになったことも大きいかと思います。
いちいち人とも会わずに、全て自宅で何でもできる、素晴らしい!
と思いがちですが、逆に僕は機会があれば、なるべく打ち合わせ等も人と直接会うようにしています。
というのも、フリーランスは孤独なのです。特に自宅で作業できてしまうような人は。
僕はそれを、フリーランス2年目を終える頃に感じました。最初の1年は、楽でいいやくらいにしか思っていませんでしたが、それがずっと続いて2年くらい経つと、本当にこれでいいのかなとちょっと不安になるんです。なんとなく表面的な情報しか入ってきていないんじゃないかとか、自分のことを忘れられているんじゃないかとか。
その後、人の顔を直接見て、直接声を聞いて、直接議論して、そういったコミュニケーションが本当は大事なんじゃないかなと考えを改めました。すると、自分の行動が変わっていったせいか、不思議と新しい出会いや仕事が増えていきました。
現在はコロナウィルスの影響で極力外出は控えていますが、早く収まって、また色々な人と直接お話ができるような日が来るのが、待ち遠しいですね